痛みとしびれ(頭痛専門治療 わだち鍼灸整骨院)|2017/02/01

みなさま、正座をした後はしびれますか?それとも痛いですか?

今回は正座を例えにして痛みとしびれの違いについてお話しします。

しびれを感じているとき、同時に痛みを感じることが多いと思います。それはなぜか。

神経はもともと、神経細胞の細胞膜にあるポンプを使い、細胞内と細胞外の物質濃度を変化させることで電気を発生させています。

正座で神経線維が圧迫を受けると、神経に栄養を送っている血管も同時に圧迫されるため、一時的に神経細胞に血液を送ることができなくなります。

すると、神経細胞のエネルギー源であるATPの合成が妨げられて細胞内外の物質濃度を調整することができなくなり、電流の発生が抑制され、感覚が消失します。

一方、正座から立ち上がると、今まで圧迫されていた血管に再び血液が送られ、神経がATPを合成できるようになります。

その結果、神経細胞が正常化し、細胞内と細胞外の濃度の差が大きいため、それを正常化しようとポンプが頻繁に作動して濃度を調整されるたびに電気が発生するため、神経はかなりの頻度で異常興奮をおこし、しびれや痛みが起こるのです。

しびれと痛みは混在することが多いです。しびれないように工夫して過ごしましょう。

尼崎市 わだち鍼灸整骨院

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